Ars Ludorum

Ars Ludorum: the art of games. RPG and related topics including Ars Magica, Pendragon, and Dork Tower.

2005/01/26

[Ars Magica] Campaign Update

Ars Magica キャンペーンについてのお知らせです。第1回の日程を4月24日(日)とします。本当は参加プレイヤー決定後に全員参加できる日程を選べるとよいのですが、公共施設を使用する都合上、日程は早めに決めざるを得ません。代わりに途中からの合流に便宜をはかるということで、よろしくお願いします。

5月については15日が今のところの候補です。こちらはまだ変更の余地があると思いますので、参加を考えている方は希望を知らせて下さい。肝心の正式なプレイヤー募集については、月末をめどに準備中です。今しばらくお待ち下さい。

2005/01/14

[Ars Magica] Calebais: the Broken Covenant

Ars Magica キャンペーンでは5版の市販シナリオCalebais: the Broken Covenantを用いる予定です。

50年程前に放棄された Calebais という Covenant 跡地の周辺で最近いくつかの問題が起きていて、これを放置すると Order of Hermes 全体にとってよくない事態になるのではないか・・・というのがおおまかな導入です。

  • Order of Hermes のためにダメージコントロールを行う。
  • ダンジョンを探索し、アイテムをゲットする。
  • 昔 Calebais で何が起こり、現在何が起きつつあるのか、を明らかにする。
  • 個性的な NPC の面々とうまく交渉を行う。

等の多彩な要素を含んだ内容となっています。

このシナリオはもともと、Ars Magica 初版用に作成されたもので、その後2版用に改訂され(The Broken Covenant of Calebais, Lion Rampant, 1990)、今回さらに5版用に改訂されました。2版用のバージョン(以後「旧版」)によれば、初版用のバージョンは44ページだったとのことですが、旧版はハンドアウトを含めて実質59ページ、5版用(新版)は91ページと、順調に長くなっています。

何がそんなに増えたのか、というのは、シナリオなだけに書きにくい部分もあるのですが、主要な変更の1つとして実は上述の導入の「最近起きているいくつかの問題」は新版で新しく付け加えられたものです。これを加筆することによって、「なぜ今 Calebais なのか」という点の説得力が増し、また Order 外の世界との関わりがよりクローズアップされています。一方、登場キャラクターが増えてシナリオの焦点がぼけたという気がしなくもありません。また「初期探査の後、必要な呪文等を準備して改めて探索に向かう」という感じでゆっくりと攻略するようアドバイスがあって、実はこれは旧版からある記述なのですが、その一方で上述の加筆によって「Order のダメージコントロール」的な要素が付け加わりタイムスケジュールはきつくなっているはずで、ちょっとちぐはぐな印象を受けます。このへんは少し手を入れて遊ぶことになるでしょう。

リドル関係のハンドアウトは新版でなかなかいい感じに描き直されていますが、マップ類は旧版の方が見やすいように思います。旧版ではシナリオで登場する手紙が手書き文字でハンドアウトとして使えるように用意されていたのですが、これは新版では普通の書体の印刷になっています。設定上はもともとたぶん英語で書かれたものではないのでこだわってもしかたがないのかもしれませんが、旧版の方が雰囲気があることは確かです。まあでも結局日本語訳を用意することになるんだろうな。後、旧版にはあった Calebais の紋章の絵が新版には掲載されていないのですが、どうしてでしょうね。

2005/01/11

[Ars Magica] Campaign Plans

プレイヤーを募集して Ars Magica 5版のミニキャンペーンを遊びたいと考えています。正式な募集はまた改めてアナウンスしますが、下記のような感じで考えています。

  • 開始は4月ごろから。月1回のペース(基本的に日曜開催でおおよそ3ヶ月前にアナウンス)で3〜5回。
  • 会場は東京都調布市の公共施設。
  • ストーリーガイドはわたしが務めます。Ars Magica はプレイヤー経験はありますがストーリーガイドは初めてです。GM 経験は ソードワールド、ウィッチクエスト、Pendragon、Middle-Earth Roleplaying、Rolemaster、Kult 等あり。
  • プレイヤーは英語版のルールブックを買って読む努力をすることを期待しています。日本語のルールサマリーは補助として部分的に作成する場合もありますが、全訳を作って配ったりすることはないと思って下さい。
  • 用語は英語版を基本とします。インターネット等で公開されている特定の日本語の用語を積極的に採用する予定はありません。
  • Ars Magica 経験は特に問いませんが、中世ヨーロッパに関心のある人向きです。ライトファンタジーにしか興味のない人はちょっと向かないかも。
  • 連絡手段として電子メールが使えること。週に1回程度は返事を書くことを期待します。
  • 一般的な公序良俗に反しない行動の取れる方を希望。

下記はプレイヤーとの相談によって変更の可能性あり。

  • シナリオは5版の Calebais: the Broken Covenant (市販シナリオ)を使用予定。
  • 使用ルールは5版の基本ルールブックの範囲のみ。
  • 地域はイングランドを予定。
  • 特殊設定のあるキャラクターを作りたい人は早めに相談して下さい。あまり長いキャンペーンではないので、全ての設定を反映させるのは難しいと考えています。
  • パーティーアタック不可(Certamen はあってもよい)。基本的に協力的にプレイすることを期待します。Covenant 内でばりばり陰謀するプレイスタイルを否定するわけではありませんが、今回は採用しない方針です。

連絡先はプロフィールにメールアドレスへのリンクがあります。この記事は comment を on にしてありますので、簡単な質問はここに書いてもらっても OK です。

2005/01/06

[Ars Magica] Ars Magica 5th edition

Ars Magica 5th edition

 Jonathan Tweet と Mark Rein・Hagen の名作 RPG の第5版が、昨年末 Atlas Games / Trident Inc. から発売になりました。Tweet は日本ではあまり正当に評価されていないように思いますが、ストーリー志向でありながら確かなゲームセンスを持った貴重なデザイナーで、海外での評価は非常に高い。Dungeons & Dragons 3版以降のすっきりしたデザインも彼の参加があってこそとわたしは見ています。Rein・Hagen はまあ、システム・デザインが得意分野とは思われないのですが。5版のメイン・デザイナーである David Chart は4版の製品を買っている人にはおなじみの名前です。ざっと見た感じではいろいろと整理されてよいゲームに仕上がっていると思うのですが、そのへんはまたぼちぼちと。

  Atlas Games では現在、5版ルールブックの「キズあり」商品をディスカウントで提供しています。

New Weblog

 新年を機に Weblog を始めてみることにしました。Tabletop RPG (主に海外製品)及び関連トピックを扱っていく予定です。とりあえずは最近の個人的な注目作品である Ars Magica 5版についていろいろ書いて行こうかと思っています。