Ars Ludorum

Ars Ludorum: the art of games. RPG and related topics including Ars Magica, Pendragon, and Dork Tower.

2007/02/04

[Magazine] [D&D] Dragon #352

1月は怒濤の仕事月間で、ふと気付くと2月になっていましたが、まずは昨日買った Dragon #352 から。

この号は China Mievilleチャイナ・ミエヴィル)の連作小説の背景世界である Bas-Lag 特集がメインで、原作を知らないわたしとしてはあまり読むところがありません。そのうち気が向いたら Perdido Street Station あたりを買って読んでみるかも。日本では「キング・ラット」が出版されているようですが、これは Bas-Lag ものではありません。

Eberron コーナーの Dragonmarks は Warforged 特集。Camouflaged Compartment という Component が紹介されていて、物を入れると extradimensional space が起動する秘密の隠し場所のようです。Keith Baker の小説によって Warforged は Bag of Holding に入ることができ、なおかつ自力でそこから出て来られることが明らかになっているのですが、この Component を起動したまま入れるかというのが気になるところ。で、Skip Williams の Rules of the Game: Carrying Things (Part Three) によると「Bag of Holding を入れ子にしてもOK」ということなので、この Component も OK なのではないかと。

ちなみに Core Rules には extradimensional space と nondimensional space の2つの書き方が混在していて紛らわしいんだけど(例: Portable Hole)、上述の Rules of the Game の記事によるとそもそも「defined game term ではない」ということのようです。Bag of Holding にはどれだけのものが入るか、という点についても詳しく議論されていて興味深い。石化した Creature を突っ込むというのは昔わたしもやったけど、基本だよね、うむうむ。

追記:
Rules of the Game: Carrying Things (Part Three) では石化した Creature の重量を元の8倍として計算しているんですが、これってどうなっているんでしょうか。人体の平均的密度は水よりわずかに小さいぐらいで、岩石はその概ね3倍程度のはずなんですが(Wikipedia: 数量の比較 (密度))。